野球の指導者として活動し始めて以来、今年で10年が経ちました。 節目を迎えて、自分の指導を省み整理する意味で「親や指導者(監督・コーチ)の限界線」と題して私の指導哲学について書きたいと思います。 (哲学的なことが苦手という方は読み飛ばすことをおススメ致します…) 人は生きる中で超えてはいけない一線というモノがあります。...
「人生はニコニコ顔で命がけ」 そう語ったのはトヨタの社長・豊田氏です。 どの分野においても、その道の最前線を行く人たちは同じ境地に立っていると思います。 私は野球の指導者として日々自分を磨く身ですが、常に心掛けていることは笑顔と全身全霊をかけることです。...

2025年より、プロ野球観戦の際に守らなければならない新しいルールが出来たことをご存知でしょうか? 今年、NPB(日本野球機構)がSNSへの投稿に関して新たなルールを定めました。 それは、プロ野球を球場で観戦しながら、選手たちのプレーする写真や動画をSNSに投稿することに制限を課すというものです。 特に覚えておきたい禁止事項を具体的に見ていきましょう。...
先日、野球の指導者資格の更新のための講習を受けました。 冒頭の会長の挨拶の中で、表題の通り、「野球を学び、野球から学ぶ」という言葉がピンときました。 野球を学ぶことで、そこから自分の人生に活かせる学びを得られるということを私の経験からも感じます。 「勉強もせずに、野球ばかりやって…」と囁かれることもあります…...

耐性(たいせい)とは「 環境の変化に対して適応していく生物の能力。『デジタル大辞泉(小学館)』」のことです。 タイトルを見ると少し難しい話のように聞こえるかもしれませんが、易しく言えば、環境の変化に強い人が成功するという話です。...
人は忘却の生き物だと言われます。 大事なことだとしても忘れてしまうことがありますよね… 野球の指導をしながら、どうしたらレッスンで上手くできるようになったことを忘れずに続けて上手くできるのだろうかと悩みます… 人は覚えた瞬間から忘れ始めると言われ、エビングハウスの忘却曲線によれば、1時間後には半分以上を忘れているとも言われます。...

「自分の現役生活が成功と言えるのだとしたら、一生懸命にまじめにやってきたことだと思っています。(中略)僕はグラウンドに唾を吐いたりしないし、ごみを見つけたら拾うようにしています。(*1)」 これは32年の現役生活を終えた元中日ドラゴンズの山本昌選手の言葉です。 このような人格を備えた選手こそがまさしく「成功」したのだ、と私も思います。...
野球の練習は長い。 私自身、現役時代にそのように思ったことはあまり記憶にありません。 これは極めて外の視点からの主張であるように感じます。 皆さんは何かの舞台作品を見たことがあるでしょうか? 上映時間が1時間だとしても、役者さんたちはその舞台作品を完成させるために何か月も前から毎日毎日何時間も練習して、準備をして、本番を迎えます。...

野球選手であるならば、何らかの「悔しさ」を味わったことがあるのではないかと思います。 『試合に負けて悔しい…』 私自身も負の結果に対する悔しい感情を幾度となく経験しました。 しかし、ただ単なる結果が出なくて悔しかったという感情を通り越して、 『本当に本当に本当に努力したのに何で何で何で打てなかったんだ…号泣』と...
最近のレッスンの中でこのような声をよく聞きます。 「練習では打てるのに試合では打てない…」 練習と試合とでは何かが違うわけですが、その何かを考えて対処しなければこの問題は解決できません。 この問いに対して、大半の場合の答えとなるのが「試合前のウォーミングアップ」の仕方です。 試合前のウォーミングアップではどのようなことしていますか?...

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