野球の守備において昔からよく言われてきたことは「正面に入って捕れ」ということです。
どんな打球に対しても正面に入って捕らなければならないという固定観念があります。
この固定観念は非常に強く、今現在も「正面に入って捕れ」と指導現場では声を張り上げることが多く見られます。
実は、この固定観念によって、守備範囲を狭くしている可能性がある?!ということを今回はお伝えしたいと思います。
まずは、日ハムの水野選手のプレーをご覧ください。
三遊間の打球を逆シングル・バックハンドで処理していることが分かります。(すべてがそうというわけではありません。)
特に3分33秒からの動画に注目してみてください。
もし水野選手が「正面に入って捕る」という固定観念にとらわれて逆シングル・バックハンドを使わずにプレーするとしたらどうでしょうか?
三遊間の守備範囲は格段に狭くなってしまうことでしょう…
また、捕球後の送球に関しても、正面で捕球すれば左肩を投球方向に向ける動きをしないといけないのですが、逆シングル・バックハンドで捕球すれば左肩は投球方向に向いているため、すぐに送球することができます。
もちろん、逆シングル・バックハンドで捕球するとボールの握り替えが少し難しいかもしれませんが、その課題さえクリアすれば捕球後の送球により早く移ることが可能となります。
守備範囲の広い選手は例外なく逆シングル・バックハンドを上手く使いこなしています。
岐阜・野球塾B.A.Gではこの逆シングル・バックハンドを上手く使うことができるようにレッスンしています。
守備範囲を広げたい選手たちの挑戦をお待ちしております。