家を建てる時にはまず基礎をしっかりと作ります。
基礎がしっかりしていなければ、家が倒れてしまうからです。
野球も同じです。
まずは基礎をしっかり固めるために練習することが大切です。
様々な練習を行なう前に基礎練習を行なっているチームの選手たちは上手い選手が多いと感じています。
キャッチボールやノック、バッティングといった練習は、どちらかと言えば、試合のための準備・応用練習と言えるかもしれません。(もちろん、その中で基礎を意識することはあると思いますが…)
さて、野球の基礎とは何かについて、明確な定義はありませんが、私はこのように考えて指導をしています。
・捕る
手出しのゴロ、バウンドボール、高いバウンドボール、ライナー、フライを捕れること。
シングルキャッチ、逆シングルキャッチを使い分けられること。
・投げる
ベース間の距離を正確に投げられること。
ボールを捕ってすぐにスナップスローで近い距離(10mくらい)を正確に投げられること。
・打つ
正面からトスされるボールにタイミングを合わせられること。
素振りと同じスイングで打てること。
軽く振って芯で捉えられること。
自分が狙った方向へ打てること。
※もちろんこれが全てではないと思います。よく、基礎・基本の話をすると、型(フォーム)の話をする場合が多いと思いますが、野球には決まった型(フォーム)がある訳ではないため、基本的には捕れればOK、投げれればOK、打てればOKだと考えます。ただし、捕る・投げる・打つことにおいて、その成功確率を上げるために理にかなう型(フォーム)は身に付けるべきでしょう。この成功確率を上げるということが練習する真の意味です。
以上のような基礎を完璧にこなすことは思ったよりも難しいです。
野球塾B.A.Gではこの基礎を完璧にこなすことができるように練習プログラムを組んでいます。
世代や時期に関わらず、基礎を固めることにしっかり取り組んでほしいと思います。