「試合で120%の力を発揮できる!」
このような文言を聞いたことがあると思います。
果たして、そのようなことが実際に起こり得るでしょうか?
答えはNOです。
練習で100km/hしか投げられなかった人が試合で120km/h投げられるようになるでしょうか?
「練習でできないことは試合でできない」
これが真理でしょう。
もし仮に試合で120%の力を発揮できる、とすれば、ドーピング以外に考えられません。
スポーツ心理学は自分の持てる100%の力を100%発揮することができるようにすることが目的です。
ピークパフォーマンスという考え方がありますが、自分のピークを試合に持っていけるようにすれば、確かに自分のベストが試合で出る可能性は大いにありますが、120%の力が出ることは皆無です。
さて、試合でのパフォーマンスは練習で決まります。
どのように練習をして試合に臨むかが全てだと思います。
試合同様の雰囲気と緊張感を持って練習に臨めばおのずと試合の結果もついてくるでしょう。
明徳義塾の野球場(野球道場)には「victory road」というものがあります。
そこにはこのような文言が石に刻まれています。
「稽古で泣いて、試合で笑え」
ここにスポーツで勝敗にこだわる者に必要な矜持があります。
文字通り、練習で涙を流すほどに努力した者が試合で笑うことができます。
試合で120%の力を発揮できるといった虚構に騙されることなく、絶えず試合を想定した練習を積み重ねていきましょう。
