野球の練習で大切な「量」と「質」ともう一つのこと

野球の練習について、量と質でよく議論が交わされることがあります。

野球の練習の量と質はもちろんどちらも大切です。

しかし、この量と質の他にあともう一つ大切なことがあります。

 

それは何でしょうか?

 

答えは「頻度」です。

小・中学生の世代、U12・U15は練習の頻度を上げることが上達の鍵です。

いくらたくさん練習しても週に1,2回では上手くなりません。

いくら質の良い練習をしても週に1,2回では上手くなりません。

量が少ないよりは多い方が良いでしょう。

質は悪いよりは良い方が良いでしょう。

しかし、練習の頻度が低いと上手くなりません。

 

身近な例で考えてみましょう。

皆さんはご飯を食べる時、箸を使いますよね?

上手く使えると思います。

なぜでしょうか?

1日3回毎日使っているからです。

もちろんたまに使わないこともあるでしょうが、ほぼ毎日箸を使うと思います。

頻度が高ければ上手くできるようになるということです。

 

疑わしい人は一度自分の利き手と逆の手で試してみてください。

1週間に1日だけ箸を使う練習をしてみてください。

いつ上手く使えるようになるでしょうか?

また、毎日逆の手で箸を使う練習をしてみてください。

練習の頻度が上達に大きく影響することが分かるでしょう。

 

野球に必要な運動技能(技術)の獲得もやはり頻度が大事です。

強いチーム、上手い選手は、例外なく、土日のみならず平日も練習しています。

練習頻度が高いということです。

 

最初、たくさんやる必要はありません。質を求める必要もありません。

まずはどんなことでも良いので、毎日練習することに挑戦してみてください。

毎日グローブをはめ、毎日バットを握り、毎日ボールを手にとってみてください。

自分自身の変化に気付くことができると思います。

 

近年、野球スクールや野球塾が増えてきています。

平日の過ごし方、練習の頻度の重要性が分かる一つの現象だと考えます。

野球塾B.A.Gでは野球の上達のために練習の「頻度」を高めるサポートをしています。

レッスンのみならず、自宅でも練習ができるようにメニューを提供しています。

小・中学生の選手たちが練習の頻度を高めていけるよう努めていきます。

 

※注意書き※

今回お伝えした内容は「技術の習得」に関わるお話です。

筋力・パフォーマンスの向上に関しては頻度の考え方が異なります。

毎日やるべきではない練習があるということです。

具体的に言えば、全力投球は毎日やるべきではありません。

練習によっては頻度を高めるべき内容があり、頻度を落すべき内容があります。

「頻度」の話の解釈を間違えないようご注意をよろしくお願い致します。