最近のレッスンの中でこのような声をよく聞きます。
「練習では打てるのに試合では打てない…」
練習と試合とでは何かが違うわけですが、その何かを考えて対処しなければこの問題は解決できません。
この問いに対して、大半の場合の答えとなるのが「試合前のウォーミングアップ」の仕方です。
試合前のウォーミングアップではどのようなことしていますか?
体操したり、走ったりしながら身体を温めていることかと思います。
そうしてキャッチボール、ノック、ピッチャーならばピッチングをすることでしょう。
さて、バッティングに関してのウォーミングアップは十分にできているでしょうか?
チームによっては自チームのグランドでバッティング練習をしてから試合会場に向かう場合もあるでしょう。
しかし、試合会場ではなかなか難しいのが現状かと思います。
(試合会場でバッティング練習をしているチームはあまり見たことがありません…取り入れてみても面白いかと個人的には思います。)
また少年野球の連盟によっては、「素振りも危ないから禁止」とされているところもあるようです。
そうなると、バッティングの試合前の準備はしっかり出来るでしょうか?
話を聞いてみると、打席に入る前の僅かな時間で2,3回振って打席に入る選手が少なくないようです…
いくらバッティングが良い選手でも2,3回の素振りだけでいきなり打席に立って打つことは厳しいと思います…
いくら練習を積み重ねて来たとしても、試合前の準備が不足していては、自分の力を全て出しきることは難しくなります。
素振りが禁止されているならば、体幹の回旋運動を強めに行なったり、バットを持たずにスイングの動きを繰り返して行なったりする工夫が必要です。
バッティングのための試合前のウォーミングアップ、準備がしっかり出来ておらず、自分の力を発揮出来ていないのではないかと考え、今一度点検してみてください。
練習でできないことは試合ではできない。
加えると、「練習でできることは試合でもできる。」です。
(追記)
もちろん他の原因で練習でできることが試合でできない問題が起こっている場合も多々あります。
岐阜・野球塾B.A.Gではそのような問題の解決の糸口をつかめるようサポート致します。