野球の練習は長い。
私自身、現役時代にそのように思ったことはあまり記憶にありません。
これは極めて外の視点からの主張であるように感じます。
皆さんは何かの舞台作品を見たことがあるでしょうか?
上映時間が1時間だとしても、役者さんたちはその舞台作品を完成させるために何か月も前から毎日毎日何時間も練習して、準備をして、本番を迎えます。
ミスが許されない世界、一点一画もキズのない作品の上映には想像を絶する時間が練習に費やされています。
さて、その練習時間を「長い」と評価するでしょうか?
舞台作品の世界を良く知らない人たちは「長い」と言うでしょう。
しかし、その世界を良く知っている人たちは絶対にそう言いません。
いや、少しでもその世界を理解しようとする人たちは絶対にそう言いません。
野球も同じです。
試合ではミスが許されません。
1つのミスが勝敗を左右することが多々あるからです。
(もちろん仲間同士でそのミスを咎めてはいけません。
ミスが起これば、そのミスを何とかして仲間全員でカバーする、これがチームワークです。)
勝敗が左右されるプレーを試合で上手くやるためにはどうしなければならないでしょうか?
答えは一つ、練習です。
絶対大丈夫だと自信を持って言えるほどに練習して試合に臨んでこそ試合で上手くできます。
絶対大丈夫だと自信を持って言えるほどの練習とはどれほどでしょうか?
練習して、また練習して、また練習する。
だから練習が長くなるしかないんです。
しかも、野球で勝敗が左右されるプレーというのは数多くあります。
「最低限必要なことだけをやる」と言っても、どうしても時間がかかるのです。
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野球の練習の効率が良くないと感じることは正直あります。
これは環境の制約上致し方無いことです。
30人の選手のチームで考えてみましょう。
30人全員が一気にバッティング練習をすることができるでしょうか?
バッティングマシン30台、バッティングゲージ30か所、ボール3000球…
そのような環境があれば、バッティング練習は30分、長くても1時間で十分でしょう。
また、30人全員が一気にノックを受けることができるでしょうか?
ノッカー30人、ボール3000球、球場10か所、内野専用グランド10か所…
そのような環境があれば、守備練習も30分、長くても1時間で十分でしょう。
馬鹿げた話をしていますね、そのような環境は全世界どこを探してもありません。
限られた環境・状況の中で30人が十分な練習ができるようにするためには、時間の確保が必要なのです。
創意工夫し、最大限効率化を図ったとしても、です。
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岐阜・野球塾B.A.Gでは少人数、あるいは1人で練習をする環境を提供しています。
そのため、練習時間を短縮することが可能です。
50分では物足りないのではないか?と思われるかもしれませんが、50分という時間をフル活用すれば多くの練習をこなすことが可能です。
(もちろん50分で十分時間が足りるとは思っておりません。)
練習のテンポは非常に早く、息つく暇なく動けるように工夫しています。
極力待機時間を短くし、バッティング練習などどうしても待機する時間が出てしまう場合にはその時間に他のトレーニングなどのメニューを提供して同時に身体機能を高めることができるようにしています。
待機時間に関してですが、待機時間はとても大切な時間です。
プレーの反省をしたり、他の選手のプレーを見て学んだりする時間として使うことができるからです。
(小学生たちは砂いじりをしたり、中学生たちは野球に関係のないおしゃべりをしたりしてしまうことが多いですが、この待機時間の使い方もしっかり学んでほしいと思います。)
私が考える練習の一番の目的はトライ&エラーです。
トライ&エラーに多くの時間を費やしてほしいということが私の思いです。
マンツーマンは言うまでもなく、グループ・レッスンにおいても待つ時間を最大限減らし、どんどんトライ&エラーすることができるよう工夫しています。
また、相乗効果として、50分という短い時間の中で多くのことをこなし、身に付けようと努力することで、選手たちの集中力が高まります。
平日、学校もあり、塾もあり、なかなか練習に長い時間を費やすことが難しい選手たちは岐阜・野球塾B.A.Gで練習してみてはいかがでしょうか?
小人数で効率よく練習したいというニーズに応えられるように頑張ります!